
特Pのオーナー副業が気になっているけれど、実際の収益や作業量、リスクがよくわからないという人も多いと思います。
ここでは会社の同僚に説明するような感覚で、特Pオーナーの収益のリアルや注意点、向いている人の特徴などをまとめました。
特Pオーナーはどんな仕組み?
特Pオーナーとは、自宅や実家の空きスペースを一時的に貸し出し、その利用料を受け取る仕組みです。
利用者はアプリで予約し、必要な時間だけ駐車するだけなので、月極契約のような長期固定の相手を探す必要はありません。
登録は無料、砂利敷きでもスペースが明確なら貸し出し可能です。
最初は本当に利用されるのか不安になるかもしれませんが、観光地・病院・学校・イベント会場の近くでは特に需要が高く、週末だけでも予約が入るケースがあります。
実際にどのくらい稼げるのか
収益は立地と需要でかなり変わりますが、多くのオーナーは月3,000〜10,000円ほどにおさまっています。
駅から少し離れた住宅エリアでも1日500〜800円くらいで設定すれば、月に数回の予約で3,000円前後になります。
一方、病院や駅近、繁華街のそばなら平日利用もあり、5,000〜15,000円ほどになるケースもあります。
ライブ会場や大学が近くにあるエリアはもっと伸びやすく、週末だけで1日1,000円以上を狙えることもあります。
繁忙期に集中して予約が入るため、短期間で1万円を超えたという話もしばしば聞きます。
【関連記事】田舎でも駐車場シェアは儲かる?特Pで需要のあるエリアとは
特Pの手数料30%はどう影響する?
特Pは収益から「30%の手数料」が差し引かれる仕組みです。
たとえば
・設定料金:1,000円
・オーナー受取:700円(手数料30%差し引き)
というイメージになります。
これは正直、人によっては「高い」と感じるかもしれません。
ただ、その30%には予約管理システム、決済代行、トラブル対応、保険的なサポートなどが丸ごと含まれています。
自分で予約管理や料金回収、利用者対応をする必要がないことを考えると、実務負担とのバランスは悪くありません。
オーナーとしては「手取りでいくらになるか」を踏まえて料金設定を調整するのがポイントですね。
安定して予約が入る場所の特徴
安定して予約が入る場所には共通点があります。
駐車場不足の住宅地
月極の空きが少ないエリアでは、訪問介護スタッフや工事関係の車が数時間だけ使うため、一時利用のニーズがかなりあります。
観光地、神社、公園の近く
土日祝は驚くほどクルマが増えるため、特Pのスポット駐車に頼る人が多いです。
病院、大学、体育館、試験会場の周辺
病院は短時間利用、大学は試験日、体育館は大会の日など、需要が集中するタイミングがはっきりしているので、料金調整もしやすい特徴があります。
特Pオーナーのメリット
特Pの魅力は何といっても「初期費用ゼロ」で始められることです。
専用設備も必要なく、看板も任意、アプリ上の案内だけでも問題ありません。
予約管理はすべてアプリで完結するため、現地での対応や鍵の受け渡し、対面の案内もありません。
忙しいサラリーマンや子育て中の家庭でも続けやすい仕組みです。
また、車両トラブルなどが起きた場合は事務局が間に入ってくれるため、精神的な負担を感じにくいのもメリットのひとつ。
オーナーへの修理費負担などは基本的になく、安心して運用できます。
掲載の停止や再開がいつでもできるため、繁忙期だけ載せるなど柔軟な運用も可能です。
特Pのリスクとは
手軽でなんとなく始められてしまいますが、いくつかの注意点もあります。
特Pのリスク1)無断駐車
頻繁ではないものの、第三者が勝手に停めてしまうケースがあります。
ただ、写真を記録して特Pに報告すれば対応してもらえるため、過度に心配する必要はありません。
特Pのリスク2)近隣住民への配慮
車の出入りがある以上、住民の生活動線に影響が出ることもあります。
心配な場合は事前に一言説明しておくと安心です。
特Pのリスク3)月ごとの収益の波
イベントの多い月はグッと増えますが、静かな月は控えめになります。
年間で見てプラスになっていれば、運用としては十分成功といえます。
収益を伸ばすためのコツ
少しでも収益を伸ばしたい場合は、次のポイントが役立ちます。
写真を丁寧に撮る
駐車しやすさが伝わる写真は予約率に直結します。
入口の幅、全景、周辺道路の広さなどが分かると安心感が増します。
料金設定の最適化
周辺の相場より高すぎても低すぎても良くありません。
特にイベント日は料金を上げても予約が入るため、柔軟に調整したほうが結果的に手取りが増えます。
説明文の改善
軽自動車向け、バックしやすい、夜間でも明るいなど具体的に書くことで予約率が良くなります。
初期の利用者から良いレビューをもらえると、その後の予約に大きく影響します。
特Pオーナーに向いているのはどんな人か
特Pは、日中は会社にいて時間が取りにくい人にとって相性のいい副業です。
僕のようなサラリーマンでも無理なく続けられます。
また、子育て中で外に働きに出られない人、実家の駐車場が空いたままになっている人にも向いています。
使っていないスペースが毎月数千円になるので、リスクを抑えて副業を始めたい人にはちょうどいい選択肢です。
実家の空きスペースを放置するより無断駐車のリスクも減り、管理の負担も小さくなります。
特Pのまとめ
以上、特Pオーナーで稼げる金額は?手数料やリアルな収益・リスクを解説…というお話でした。
特Pオーナーは、空いている駐車スペースを気軽に収益化できる副業です。
月3,000〜10,000円ほどを無理なく狙えて、立地によっては週末だけで1万円以上になることもあります。
初期費用ゼロ、予約管理や決済はすべてアプリ任せ、トラブル時は事務局が対応と、続けやすい仕組みもそろっています。
もし空きスペースを持て余しているなら、一度掲載してみて需要を確認してみるのもいいかもしれませんね。
